FXの取引時間はいつからいつまで？
平日の24時間取引が可能
FX市場は、各国の取引市場が順次オープンすることで、月曜日の朝から土曜日の朝まで24時間取引が可能となっています。
ただし、日本の祝日や海外の祝日によって取引が薄くなることもあるため、注意が必要です。
取引が休みの日
FX市場は土日には取引ができません。各市場が閉まるため、金曜日の夜中（日本時間の土曜日早朝）にマーケットが終了し、翌週の月曜日の朝まで再開されません。
具体的には、ニューヨーク市場が閉まる時間が最終取引時間となり、その後は取引ができなくなります。
主要な市場と取引が活発になる時間帯
FXの取引は、各国の市場が開いている時間帯によって値動きの激しさが異なります。ここで、主要な取引市場と、その市場の動きやすい時間帯を紹介します。
東京市場（日本時間 9:00〜18:00）
東京市場が開く時間帯は、日本の企業や投資家が参加するため、円に関連する取引が活発になります。特にUSD/JPYやEUR/JPYといった通貨ペアの値動きが目立ちやすいです。
ロンドン市場（日本時間 16:00〜翌1:00）
ロンドン市場はFX取引の中でも非常に大きなシェアを持っており、値動きが活発になる傾向があります。16:00以降、欧州勢が本格的に取引を開始するため、ユーロやポンドに関連した通貨ペアがよく動きます。
ニューヨーク市場（日本時間 22:00〜翌6:00）
ニューヨーク市場が開くと、ドルに関連する通貨ペアがよく動く傾向があります。特に22:00以降はロンドン市場と重なるため、値動きが大きくなることが多いです。
この時間帯は「トレードタイム」とも呼ばれ、初心者でも比較的利益を狙いやすい時間帯とされています。
値動きが大きくなる時間帯
取引が活発になる時間帯は、初心者がチャンスを狙いやすい一方で、急な値動きによる損失リスクもあるため、注意が必要です。次のような時間帯に特に値が動きやすくなります。
1. ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる時間帯（日本時間22:00〜翌2:00）
ロンドン市場とニューヨーク市場が同時に開いている時間帯は、最も取引量が多く、値動きが活発です。このため、スプレッドが狭くなり、利益を狙いやすいと言われています。
2. 経済指標の発表がある時間
各国の重要な経済指標（GDP、雇用統計など）の発表がある時間は、相場に大きなインパクトを与えることが多いです。日本時間では、米国の雇用統計が発表される22:30（冬時間では21:30）などが注目の時間帯です。
初心者が気をつけたいFX取引のタイミング
取引が活発になる時間帯（東京、ロンドン、ニューヨークの各市場の開場・閉場時間）を押さえておくことで、値動きの大きなタイミングで取引を行うことができます。
急激な値動きが予想される経済指標の発表前後は避けるか、リスク管理を徹底することが大切です。
土日や祝日は取引ができないため、ポジションを保有したまま週末を迎える場合、週明けに値が大きく動く「窓開けリスク」にも注意が必要です。
まとめ
FXは24時間取引ができるため、忙しい生活の中でも自分のタイミングで取引しやすい一方、値動きが激しい時間帯や経済指標発表のタイミングには慎重さが求められます。
特に、ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる時間帯は活発な動きが期待できるため、経験を積んで取引に慣れてきたら、この時間帯でのトレードも検討してみてください。
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